VRマーケティング調査サービス開始!
第1弾として大手日用品メーカーの新商品パッケージ検証に活用
アイトラッキング世界シェアNo.1のトビー・テクノロジー株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:蜂巣健一 以下トビー)は、VRマーケティング調査サービスを開始します。第1弾として、ユニ・チャーム株式会社の新商品パッケージ検証に活用されました。
さらにVRでのアイトラッキング調査は、これまでリアルなアイトラッキング調査では難しかったことが可能となります。実際の店舗がない、もしくは店舗を用意することができない場合、模擬店舗に比べて、時間とコストを費やすことなく、バーチャル空間で簡単に環境を作ることができます。また、モックアップと比べてパッケージのバリエーション評価も手軽に行うことができます。加えて、調査の品質を下げることなく、分析費用を圧縮し、分析結果が早く分かるので、PDCAを広範かつ迅速にまわすことができます。一方で、商品の質感、奥行き感や商品を手に取る感覚などVRでは表現が難しいものにはリアルな調査が向いています。
ショッパーの買物行動の科学的測定への活用
これまでも最新技術を活用してマーケティング調査を行ってきたユニ・チャームは、生理用品の新商品がより目立つことを明らかにするために、アイトラッキング×VR調査を利用しました。検証の結果、通常のパッケージより、スタンディングパウチパッケージのほうが、早く見られる傾向にあることが分かりました。
ユニ・チャームのショッパーマーケティングの担当マネージャーは、本調査について次のように述べています。
「今回初めてVRヘッドセットを使ったアイトラッキング調査サービスを利用しました。第一印象は、思ったよりリアルに近いな、でした。仮想的な環境下ではありますが、パッケージや棚割のバリエーション評価に使っていける技術だと感じています。また、デジタル画像で準備できるので、従来のリアル棚調査では必要だった新商品のダミーパッケージ制作や会場設営の物理的な手間が不要になるのも、この手法のメリットだと思います。
すべての調査がVRに切り替わるとは思いませんが、目的に応じて使い分けできればと思います。」
心理学、ものづくりトレーニング、安全教育にも活用
心理学においては、実際には難しい調査環境を再現できるので、社交不安障害、高所恐怖症、クモ恐怖症などの研究をすることができます。ものづくりトレーニング、安全教育では、リアルでは実現することが難しい訓練現場をVRで作成し、熟練者のカン・コツをアイトラッキングで抽出・分析により、標準化し、トレーニングに活用することで、より早く、より分かりやすく技術/技能を伝承することができす。
これからもトビーは、世界の学術研究、マーケティング調査に貢献できるようなアイトラッキングの製品・ソリューションを開発していきます。
【Tobii について】
Tobiiはアイトラッキング技術の世界最大手であり、製品は、学術研究、マーケティングリサーチ、ユーザビリティ研究などで利活用されています。また、脳、発汗、心拍、唾液、体温、表情といった他の生体計測と組み合わせてデータ分析を行う「トビー・バイオメトリクス リサーチサービス」も提供しています。その他にアイトラッキングは、障がいを持つ方のコミュニケーション手段としても使用されています。最近では、病院や工学、スポーツ、エンターテインメントなど様々な分野のデバイスに対して、アイトラッキング技術を活用した「視線入力」コンポーネントを展開しています。2015年には、ナスダック ストックホルム証券取引所へ上場しました。
Tobii社はスウェーデン(ストックホルム)を本社として、米国、日本、中国、英国、シンガポールなどに現地法人を置いています。また、Tobii製品・ソリューションは、代理店やパートナーを通じて、世界中で販売されています。
【本リリースに関するお問い合わせ】
トビー・テクノロジー株式会社(日本およびアジア太平洋地域)
マーケティング部 藤井 久仁子(ふじい・くにこ)
Phone: 03-6420-3990
Fax: 03-6420-3991
E-mail: kuniko.fujii@tobii.co.jp